ウイスキーは「3つの違い」を知ればもっと面白い!【初心者向け】
こんにちは!
前回は「初心者必見!安くて美味しいウイスキーのおすすめ銘柄10選」の記事を読んでくださり、ありがとうございます。
ウイスキーを実際に試してみて、「あれ、これってどんなお酒なんだろう?」「他にも種類があるのかな?」と興味を持ってくれた方もいるのではないでしょうか。
ウイスキーの世界は一見複雑そうですが、実はたった3つの違いを知るだけで、もっと深く、もっと楽しくなります。
今回は、それぞれの違いに焦点を当てて、あなたにぴったりのウイスキーを見つける旅に出かけましょう!
違いその1:原料の違いで味が変わる!
ウイスキーは使われる原料によって、大きく3つのタイプに分けられます。
それぞれの個性を知ると、ウイスキー選びがもっと面白くなりますよ。
・こだわり屋さん:シングルモルトウイスキー
「モルト(大麦麦芽)」だけを使って、一つの蒸留所で作られるのがシングルモルトウイスキーです。
まるで職人が一つの素材だけで作り上げる「一点ものの作品」のように、蒸留所ごとの個性が際立っているのが特徴です。
その個性的な味わいは、ウイスキー好きを唸らせる魅力に満ちています。
・シングルモルトウイスキー 山崎

・シングルモルトウイスキー マッカラン12年

・調和の達人:ブレンデッドウイスキー
さまざまな個性のシングルモルトウイスキーと、後で紹介するグレーンウイスキーを混ぜ合わせ(ブレンド)て作られます。
異なるウイスキーを巧みに組み合わせることで、特定の個性が強く出すぎず、バランスの取れた味わいになります。
例えるなら、様々な楽器の音を調和させて、美しいハーモニーを奏でるオーケストラの指揮者。
世界で最も多く飲まれているのがこのタイプです。
ブレンデッドウイスキー 響

ブレンデッドウイスキー デュワーズ12年

・縁の下の力持ち:グレーンウイスキー
トウモロコシや小麦など、様々な穀物を原料にして作られます。
シングルモルトと比べて軽やかでクセが少なく、クリアな味わいが特徴です。
主にブレンデッドウイスキーのベースとして使われ、他のウイスキーの個性を引き立てる「縁の下の力持ち」のような存在です。
グレーンウイスキー 知多

グレーンウイスキー バスカー(赤)

違いその2:生まれた国で個性が変わる!世界のウイスキー探検隊
ウイスキーは、その国や地域の気候、風土、文化によって全く違う顔を見せます。
「世界5大ウイスキー」と呼ばれる、代表的な国を一緒に見ていきましょう。
・スコッチウイスキー(スコットランド)
奥深い歴史を持つのが、スコットランド生まれのスコッチウイスキーです。
スコットランドの広大な自然や風土によって、その味わいは様々。
特に「アイラ島」のウイスキーは、麦芽を乾燥させる際に燃やす**ピート(泥炭)**に由来する、スモーキーな香りが特徴的です。
スコッチウイスキー(アイラ) アードベッグ10年

・アイリッシュウイスキー(アイルランド)
スコッチウイスキーと同等の歴史を持つとされているアイリッシュウイスキー。
3回蒸留でつくられることが多く、とてもなめらかな口当たりが特徴です。
クセが少なく、ウイスキーを初めて飲む方でも気軽に楽しめるタイプが多いです。
アイリッシュウイスキー ジェムソン

・バーボンウイスキー(アメリカ)
原料の51%以上をトウモロコシが占める、アメリカ生まれのウイスキーです。
新しく作った樽で熟成することが法律で定められており、甘く、香ばしい風味が特徴的です。
バーボンウイスキー メーカーズマーク

・カナディアンウイスキー(カナダ)
ライ麦が主原料であることが多く、ライトでクセが少なく、すっきりとした味わいです。
その飲みやすさから、カクテルベースとしてもよく使われます。
カナディアンウイスキー カナディアンクラブ

・ジャパニーズウイスキー(日本)
繊細でバランスの取れた味わいが世界中で高く評価されています。
日本の職人が丁寧に作り上げる、きめ細やかで上品な味わいが魅力。
日本らしい「和食」にも合うと言われるほどです。
ジャパニーズウイスキー 山崎

違いその3:熟成期間で風味が変わる!
ウイスキーは、樽の中で長い時間をかけて熟成されることで、その独特な風味や色、香りを獲得していきます。
熟成の年数が長ければ長いほど、味がまろやかになり、複雑さが増していきます。
- 若いウイスキー(3〜10年程度)
- 原料由来のフレッシュな香りや、樽の木の香りを強く感じられます。
- 力強く、活発な味わいを楽しむことができます。
- 円熟したウイスキー(12年以上)
- 長い時間をかけて樽と対話することで、味がまろやかになり、深みが増します。
- フルーツやナッツ、チョコレートなど、複雑で豊かな香りが生まれます。
熟成年数の違いは、同じ銘柄でも全く違う表情を見せてくれるので、飲み比べしてみるのも面白いですよ。
まとめ:さあ、あなたにぴったりのウイスキーを見つけよう!
今回は、ウイスキーの「種類」についてご紹介しました。
- 「個性的で奥深いウイスキーを試してみたい!」 → シングルモルトウイスキー
- 「まずはバランスの取れた飲みやすいウイスキーから試したいな」 → ブレンデッドウイスキー
- 「スモーキーな香りに挑戦してみたい!」 → アイラ島のスコッチウイスキー
- 「甘くて香ばしい香りが好き!」 → バーボンウイスキー
- 「じっくり熟成された深い味わいを楽しみたい!」 → 熟成年数が長めのウイスキー
…など、今回の記事を参考に、次に飲むウイスキーを選んでみてはいかがでしょうか?
次はどんなウイスキーを試してみますか?
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